カムサハム二ダ

店が閉まる頃Aから電話があり、今日は韓国時代劇だと連絡が入った。私は意味がわからなかった。しかしせっかく連絡が有ったので、私は王様役に務めたようと決意した。『トンイはいるか」と玄関を開けた。『お帰りなさいませ旦那様」と迎えてくれた。少年に戻ったきもちだった。意味がわっかた、手作りのナムル、(肉なし)ねぎスープ、もやしチジミ、辛みそが食卓を彩った。わたしは、満足したが、精進料理にも思った。ろくな金も渡せない王様に、振舞ってくれる事は感謝する。寝床につき私のお腹がグルグルと鳴り出した。発酵がはじまったのだ。少し辛かったがトンイの気持を考え、一人静かに長い事しゃがんで、夜中を過ごした。